皮膚科でニキビの治療を受けるときにもらえる薬

皮膚科で赤いニキビの治療を受けると抗生物質の肌表面に塗る薬や、飲むタイプの薬がもらえます。
抗生物質には赤いニキビの原因である、アクネ菌によく効くと言われています。
そこで、保険適応でもらえる、皮膚科でニキビの治療を受けるときにもらえる薬についてご紹介をしていきます。

・肌の表面に塗る抗生物質の薬
皮膚科ではニキビに効果的な抗生物質の薬を使って治療をしていき、毛穴に溜まっているアクネ菌を消滅させていきます。
肌の表面に塗る薬を外用薬と言うのですが、主に使われているのはデュアック配合ゲルやダラシンＴゲル、アクアチームクリームです。
デュアック配合ゲルの薬にはベピオゲルとダラシンＴゲルの成分が配合されていて、ニキビを効果的に治療できます。
また、赤ニキビの数をすぐに減らせるという特徴があり、ニキビがたくさんできている、悪化しそうなニキビを抑えるといった効果も期待できます。
ダラシンＴゲルには細菌がたんぱく質を合成させるのを防ぐ効果があり、アクネ菌を殺菌する効果もあります。
しかし、ダラシンＴゲルの薬だけでは効果が出る人と出ない人がいるため、皮膚科ではデュアック配合ゲルを処方されることが多いです。

・飲むタイプの抗生物質
皮膚科ではニキビの治療に肌の表面に塗る薬以外に、飲むタイプの抗生物質が処方されることもあります。
飲むタイプの薬を内服薬と言い、主にビブラマイシンやファロム、ルリッドなどを処方してもらえます。
ビブラマイシンは抗菌作用があることに加え、抗炎症作用もありニキビを効果的に治療できるとされています。
また、ビブラマイシンは副作用が少ないということで、皮膚科の医師たちは安全な方法でニキビを治療してくれることが多いです。

赤いニキビはアクネ菌が増殖している状態で、アクネ菌による炎症を抑えないとニキビが良くなっていきません。
こういった症状を改善させる役割として抗生物質による薬が処方されます。
しかし、抗生物質は赤いニキビにしか効果がなく、白ニキビで皮膚科に通って治療を受ける場合はまた違った薬を処方してもらえます。

このように赤いニキビに対しては抗生物質によって治療を進めてくれるのですが、白ニキビに関しては抗炎症成分が含まれている薬で治療をしてくれます。
しかし、ニキビに悩んでいる人というのは赤いニキビによるものが多いです。
赤いニキビを皮膚科で治したいという場合は抗生物質の薬を処方してもらい、きれいにニキビを治せるようにケアしましょう。