漢方に保険は効く?

病院で治療を受けるときに処方される薬は西洋医学の薬となりがちですが、東洋医学の薬となる漢方もありますよね。
こちらは即効性などはあまり高くなく、穏やかに体全体を調整していくような治療となります。
副作用などがあまり強くないのが一般的にメリットとされます。
ニキビ治療でもこのような漢方を希望できる場合もあるのですが、その場合に保険が効くのかどうか、気になる方も多いでしょう。

これについては一般的な薬と同じく保険適用となる場合も多いです。
その漢方薬にかかる費用の3割ほどを負担するのが基本となるため、漢方を選んだからと治療費が特別高くなるとは限りません。
一般的なニキビの治療薬と同じく、部分的な治療費の負担だけで治療ができますから、お手軽にニキビの治療ができます。

このような漢方によるニキビ治療とはどのようなものになるのでしょうか?
漢方ではない一般的なニキビ治療薬は塗り薬となることが多く、これを1日1回、ニキビに塗るといった対応になることが多いです。
これが漢方になると飲み薬となることが多いです。

病院で処方される漢方薬は顆粒状になっている飲み薬が個別包装で処方されていることが多いのです。
それを指定された用法・用量にしたがって飲んでいくという治療になります。

このような飲み薬でお肌にできたニキビが治るのか、あまりイメージがわかないこともあるでしょう。
漢方を使ったニキビ治療の方向性ですが、これはその漢方薬がニキビを直接治すというよりは、体の調子や体質を整えることでニキビができにくくしたり、治りやすくしたりといったものになります。

処方された漢方薬が直接ニキビに効くといった効果が必ずあるわけではありません。
このような効果については病院で処方されるときによく確認しておくといいでしょう。
そのためその漢方の効果でニキビが改善されたり、完全に治ったりするまでには、塗り薬といった治療薬を使うときに比べて時間がかかることもあります。

そのため保険適用の漢方を使っても、最終的にニキビが治るまでに必要な治療費が高くなることもあるのです。
これは漢方自体が即効性はあまり高くない薬になる以上、知っておきたいデメリットとなります。

しかし保険適用の漢方を処方してもらえれば、治療費が非常に高くなるといったことは避けられます。
もしそのような薬でない場合、最終的にニキビが治るまでには少しまとまった治療費が必要になることもありますから、ニキビの治療を漢方でお願いしたい場合、その処方薬が保険適用かどうかは、医師に必ず確認しておくといいでしょう。