ニキビと吹き出物の違い
吹き出物は見た目がニキビにそっくりですが、ニキビではなくわざわざ吹き出物と呼ぶからには違いもありそうですよね。
病院でもニキビ治療に力を入れているという皮膚科はよく見つかりますが、吹き出物治療に力を入れている病院はニキビほど見つからなかったりします。
これらの違いはあるのか、どんな違いかというと、実は違いはそれほどありません。
医学的には同じ症状として扱われ、正式には「ざ瘡(ざそう)」などと呼ばれます。
ニキビも吹き出物も俗称となり、一般的には思春期にできるものをニキビ、それ以降にできるものを吹き出物といいます。
ニキビと吹き出物は原因が違う?
症状としてはあまり違いがない両者ですが、これらができる原因には少し違いがあるとされます。
まず思春期にできるニキビは年齢からくる皮脂の過剰分泌が原因となっている場合が多いです。
思春期になるとホルモンの分泌が活発になる関係でどうしても皮脂が出やすくなり、ニキビもできやすくなるのです。
そのためニキビは思春期の証などと言われることもあります。
これに対して吹き出物はストレスや乱れた生活が原因でお肌のターンオーバーが乱れており、それが原因で吹き出物ができている場合が多いのです。
もちろん個人差もあるため絶対ではありませんが、一般的にニキビと吹き出物の原因は先のような違いがあるとされています。
治療方法に違いはある?
実際にニキビや吹き出物ができた方にとって大事なのは治療方法ですよね。
これに違いはほとんどありません。
医学的にはほとんど違いのない症状となり、毛穴のつまりとそこに繁殖した細菌が原因となっていることが多いため、これらを解消する治療が行われます。
ディフェリンゲルなどニキビ治療などで非常によく使われる塗り薬の効果が、この毛穴のつまりの解消となります。
さらに毛穴の中では細菌が繁殖していることが多いため、これを除去するための抗生物質が使われることもあります。
これら薬の効果によってニキビや吹き出物の原因がなくなり、症状が改善することが多いのです。
治療できる病院について
ご紹介してきたようにニキビと吹き出物にあまり大きな違いはないため、治療できる病院にも違いはありません。
ニキビ治療をやっている病院に行けば吹き出物の治療も受けられます。
どちらの症状でも保険適用になりますから、健康保険が使える一般皮膚科に行くといいでしょう。
保険が適用されることでお得に治療ができます。